創業のきっかけは?
中小開発型企業として DXを推進する中で、同じように多くの企業が変革に苦戦していることを実感しました。大学で DX、AI/IoTを学び直し、医療機器開発にも携わる中で、現場の声に触れることで「人の健康を支える仕事の重要性」を痛感。医療機器開発も学びました。
介護施設でのボランティア経験を通じて、ITリテラシーの格差や人材の課題は製造業と共通していると気づき、社会全体で変革を支える企業が必要だと考えるようになりました。
また、健康経営と女性活用に本気で取り組むために フェムケアアンバサダー、エキスパートの講座を受講しました。
現在の事業までの経緯は?
大手製鉄会社、石油精製プラント分析計担当を経て、29歳で流体制御機器メーカーの代表取締役に。25年間企業経営を続け、大阪のベンチャーから国内外展開まで経験してきました。ニッチな産業分野への部品供給を通じて、常に新しい挑戦を続けている会社と共に成長できたことは大きな礎になっています。
「受託オペレーション」って何ですか?
「実践しながら成長する」を目指しています。
日本の強みだった「小回りの利く中小セミ量産請負」が空洞化している現状に危機感を持ちました。開発企業がいくら頑張っても、それを形にする製造企業が弱体化していては意味がありません。
私たちは開発型企業と社会をつなぐ「橋渡し役」として、デジタル技術を活用しながら人とマシンが共に成長できる受託製造サービスを提供します。自らが実験工場となって改革を実証し、将来は他業種への展開も目指しています。
一からの立ち上げは大変では?
「Be Positive!」をモットーに掲げています。
正直、とても大変です。従業員採用から会計ソフト選び、電話設定まで全て自分でやる必要があります。でも、社会課題に取り組み、次世代に明るい未来を届けたいという想いが原動力です。
苦境の時ほど、ビジョンと目標を明確にして進むことの大切さを学んできました。
どんな人材を求めていますか?
「In it with you.」「In it with machine.」
自ら目標を持ち、スキルだけでなく「人としての大切さ」や「仕事が人の幸せに与える影響」を考えてくれる人を求めています。将来的に独立・起業を目指す人も大歓迎です。女性の幹部や現場責任者も増やしたいと考えています。
年齢や立場に関係なく、お互いを尊敬し合い、感動と感謝を持って成長できる人材が理想です。
やらないと決めていることは?
デバイス開発です。
開発型企業をサポートするためのツールやサービスは提供しますが、製品開発に手を出すと競合になってしまいます。あくまで「縁の下の力持ち」として存在し続けたいと考えています。
事業規模の目標は?
「Initialize by wizard(魔法のように)」デジタル技術と人を融合させます。
まずは2年以内(なるべく前倒し)で取引企業3社との契約が目標です。
理論→実験→科学的検証→実践のサイクルを回せる体制づくりを目指しています。
今後の方向性は?
「持続可能な社会を支える」
2026年中旬までに数社のセミ量産受託を目指します。その後、医療機器メーカーやスタートアップを中心に、人とマシンが共に成長する基盤を整備。最終的には、異業種にも展開できるプラットフォーム構築を目標としています。
最後にメッセージを
ノーベルリンクは産声を上げたばかりです。一緒に理想を実現していただける方を募集しています。
各社の提供価値を社会実装につなげるサポート役として、多くの社会課題に挑戦したいと考えています。少しでも興味を持っていただけた方と、感動を分かち合いたいです。
働く仲間・協業先・パートナーを企業・フリーランス・個人問わず募集中です。
お気軽にお声がけください!
Be Positive!
代表取締役社長 早川剛一